【野菜塾】第24回健康野菜塾 ~青果物流通の現状と展望~
- 2009-07-31(金)16:58
- 野菜塾 東京
■日時: 平成21年7月16日(木) 14:00~17:00
■会場: 東京デリカフーズ株式会社 東京都足立区保木間1−23−2
■内容: 1.特別講演『変化への対応』
~"本当に求められる"青果物の供給・サービスとは~
東京青果株式会社 常務取締役 笹部 正 氏
日本最大級の卸売会社、東京青果株式会社。その常務取締役 笹部様に現在の市場の実態と周りを取り巻く社会動向、そして東京青果様の取組みを講演していただきました。様々な野菜の提案会などもご紹介いただき、お客様からは「参加したい!」と多数の声が聞かれました。
笹部様、ありがとうございました。
2.特別セミナー『野菜の規格と中身評価』
東京デリカフーズ株式会社 研究開発室 室長 武井 安由知
同じ栄養価でも、キズや形が不ぞろいという理由で廃棄に回ってしまったり、出荷されることがない野菜達。野菜の出荷基準を中身の成分値に変えて行こうという考えを私たちは数字で見える形で表そうと努力してきました。今回は実際に様々な野菜を形別で栄養価を計測した結果を中心に発表させていただきました。実際の数値データでみてもほとんど差がみられなかったり、逆に栄養価が高いものもあり、改めてこれまでの日本人の視点を考えさせられる内容となりました。
東京デリカフーズ株式会社 取締役社長 大崎 善保
現在の青果物流通の現状。それは、量販店や小売業を中心とした一般消費者向けに構築されたシステムで動いています。規格なども流通しやすい大きさ、形が優先的に選ばれてきました。しかし、最近では中食や外食向けの加工・業務用といった、規格を見直して多少バラつきがあっても安全で安心で安定した供給ができる野菜や産地に注目が集まっています。これらの野菜の流通とデリカフーズの取り組みについて講演をさせていただきました。デリカフーズから提供できる、プレ加工品も紹介させていただき、お客様からは新たな野菜の流通を考える良いきっかけとなったとのお声もいただきました。
4.メニュー紹介
東京デリカフーズ株式会社 営業部メニュー担当 山口由美
今回のメニューは規格外品でもおいしく食べられる旬の野菜を使ったメニューをご紹介しました。にがうりのわたとタネを使ったからあげや、夏場が旬のツルムラサキ・モロヘイヤをたっぷり使ったメニューがそろいました!また、今回のデザートはかなりのチャレンジメニューとなり(!?)、楽しい試食となりました。
詳しいメニュー紹介はこちらから ⇒ ★メニュー紹介★
★★ 今回は今後の青果物流通について、日本の農業を発展させながら変化に対応するためのヒントがたくさん盛り込まれた 野菜塾となりました。お客様からもたくさんの共感と勉強になったとのお声をいただき、私たちの目指す方向にたくさんの方が賛同してくださっているということを実感できた一日となりました。
当日は 64名のお客様に来社していただきました。ありがとうございました。